「OVERDRIVEの散り様を!」bambooケジメのインタビュー! 無料LIVE配信3月30日(水)~3月31日(木) 『OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」』 その開催に懸けた想いを!#odlastgig
ゲームブランド「OVERDRIVE」は、2022年をもって活動を終了。この活動終了にあたって、同ブランドは歴代作品の楽曲を披露する最後のライブイベント『OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」』を、視聴無料のweb配信ライブとして、3月30日(水)~3月31日(木)の2日間にわたり開催する。
この配信ライブ開催に先立ち、OVERDRIVEではブランド代表のbambooに対するインタビューを実施。インタビューは、この配信ライブ開催に至る経緯から、ブランド終了後の展望まで、幅広く詳らかにするものとなっている。
―――ブランド最後の活動を、視聴無料の配信ライブにしたのは何故ですか?
bamboo:ひっそり終了を告知するゲームブランドが結構ある中で「自分のところは華々しく散りたい!」という気持ちがあったからです。
大勢で集まるのはリスクがあるご時世だし、多くの人に届けたかったという理由もあります。
あとはケジメですね。5年前に『オバフェス』(※1)という集大成をやっているので、それを最後にもう一度やらないと、自分の中では許せなかった。
※1:ライブイベント『OVERDRIVE 10th FES -LAST DANCE-』。2017年4月1日(土)にブランド10周年を記念して開催された。
―――配信環境に関するこだわりは何ですか?
bamboo:3D空間の中にバンドとシンガーを入れた、配信ならではの演出とバンドの生演奏のいいとこ取りをお届けできるかと。リアルな演者と3Dモデルの演者を両方出して、それぞれの魅力が出るようにしています。できる限りいい環境で楽しんでもらえれば。
配信担当のANOさん(※2)とは、一緒に配信だったり番組だったり、バーチャルも含めた技術を2年ぐらい一緒に研究してきました。OVERDRIVEとANOさんの双方から、使える機材やエンジニアの方をすべて入れました。現時点で最高の映像と音をお届けします。在宅ライブとして絶対体験したほうがいいものになってます。
配信は1週間ぐらいアーカイブにしますが、できればリアルタイムで参加していただければ。ライブの魅力には、同じ状況を共有する一体感も大きいので。
※2:ANO株式会社 幅広いジャンルでのライブ配信から収録、PAやVRモーションキャプチャーまで幅広く手掛けるベンチャー企業。
―――まずはDay1出演アーティストに関してお聞かせください。
bamboo:NANAはデビューから20年もずっと居てくれたので感慨深いですね。主題歌に合うメロウな声質なので、当日はOVERDRIVE楽曲以外のものも歌ってもらいます。古参のOVERDRIVEファン向けです。
yozuca*は別の会社さんのデビュー曲の歌声を気に入ってお願いした経緯があります。ライブも昔から長く付き合ってもらってますね。
YURIAはOVERDRIVE設立前からの、bamboo制作ゲームの歴史を知る女です。歴史を語る上で外せない人。ブランド中期までを知る人には絶対観てほしいライブになります。
遠藤正明さんは、可愛がっていただいてる先輩という感じです。暴力的な歌声のロックシンガーが欲しいと思ったとき、出演をお願いしました。OVERDRIVEをやってきてよかったこととして、日本シンガーのなかでも歌のパワーがトップレベルの遠藤さんと仕事できたのは大きいです。milktubとしての自分の歌を見つめ直す機会になった存在です。
山本美禰子さんは、過去作で探していた「ギターボーカルで声が柔らかいアーティスト」というところでお願いしています。OVERDRIVEのメインである硬いロックに対して、柔らかいニュアンスがあって、その高低差を意識しました。Day1のヘッドライナーにしているのには理由があるので、ぜひ楽しみにしてください。
―――Day2出演アーティストについてもお聞かせください。
bamboo:Kazuyaは『MUSICUS!』に登場する作中バンド「花鳥風月」のボーカルとして採用しました。シンガーとしてとても有望だと感じていて。『MUSICUS!』は現代劇なので、花鳥風月に限らず登場するバンドの音楽は、いまの20代にキャッチしてもらえるような最適化をしてるんですね。従来のファンも納得できる、今の音楽を取り入れた楽曲を楽しんでもらえれば。
Dr.Flowerは3Dモデルを使ったライブになります。モデリングと音楽の配信をここまで研究したんだぞ、っていうのを観てもらえれば。Dr.Flowerは、今後の活躍次第で自分の活動も変わるくらい、重要なバンドです。
Pricoはブランド過去作でデビューして、そのあとにスピンオフ的にPrico with DEARDROPSとしても音楽活動を続けて、「俺が1から育てたシンガーだぞ」っていうのもありまして。耳にしたら忘れられない、心に刻まれるボーカルをその集大成として楽しんでほしいです。楽曲も多く、数曲で終わりというわけには行かないので、しっかり時間を取りました。
AiRIは唯一2日間の通し出演ですけど、一番ぶつかり合った昔のタイトルを経て、メジャーデビューもして、っていう経緯もあるので。OVERDRIVEといえばAiRIという部分はあります。
正直、猛獣のAiRIと調教師だった自分、みたいな関係もありまして。調教師は離れるけど、これからも猛獣の活躍に注目してください、みたいな気持ちはあります。
―――配信ライブの視聴にあたって、視聴者に推奨することは何かありますか?
bamboo:OVERDRIVEのゲームと音楽は不可分なので、できる限り多くのタイトルを遊んでいただければと思っています。OVERDRIVEのGAMEページからダウンロードでもいいですし『OOParts』(※3)で遊んでいただくのもアリですね。
YouTube MusicにOVERDRIVEのアルバムがほぼ全部あります(※4)ので、先にライブを楽しんで、その上でゲームを遊んでいただくと全部がつながる体験ができます。
※3:株式会社ブラック(本社所在地:東京都港区白金台5-11-8-205 代表取締役:小川楓太)が手掛ける、クラウドゲーミングプラットフォーム。2020年4月よりサービスを開始した。数多くのビジュアルノベルソフトを、スマートフォンやPCなどのデバイスから遊ぶことが出来る。クラウドサービスのため、ソフトをユーザーの端末にインストールする必要がないことが特徴。サービスは月額2,980円(税込)。クレジットカード/GooglePay/Apple Payの決済に対応している。
※4:YouTube MusicはYouTube開発の音楽ストリーミングサービス。下記URLのプレイリストから、OVERDRIVE作品のアルバムのほぼ全てを聴くことが出来る。
―――ライブの映像コンテンツ化の予定はありますか?
bamboo:配信データは撮りますけど、(映像コンテンツを制作するかは)結果と反応次第ですね。ライブを観て「これは後世に残したい!」と思っていただいたら、声を上げていただければ嬉しいです。
―――ライブの視聴者に伝えたいことは何ですか?
bamboo:ブランドとして16年やってきて、この年月で生活環境だったり、人生の節目を迎えて大人になった人もいるわけで。最後に感謝の気持としてありがとうと言いたかった。
過去作のプレイ体験で思い出を刻まれた人にも、今回のライブで思い出を刻まれる人にも、残せるものを出したかった。
普通に考えたらこんな採算取れないことにOK出さないけど、もうこれは(採算とは)別の話として、ちゃんとお届けしたいという気持ちです。
―――ブランドは終了しますが、今後のbamboo個人としての展望は?
bamboo:ブランドは畳むけど、ゲーム制作もするし、アパレルも継続します。他にも企んでいることはあるから、楽しみにしていてほしいです。まずはVRのライブハウスとか作りたいな!その片鱗もこのライブで見られるので、見逃さないでください。
(2022年3月 都内某所)
(取材:アズビット株式会社)
本イベント最大の特徴は、配信の視聴料を無料とし、視聴者からの支援、いわゆる「カンパ」で収益を得るところにあります。国内最大手クラウドファンディングサイトのCAMPFIRE、創作物マーケットのBOOTH、YouTube公式機能のスーパーチャット、などを介しライブ開催の直前から支援を受け付ける予定です。有料チケットを販売せず、支援金額も視聴者に委ねる姿勢から、bamboo始めOVERDRIVEの覚悟と公演への自信が窺い知れます。
■イベント名
OVERDRIVE LAST GIG on Web 「Thank you for Playing」
■開催日時
2022年3月30日(水)(Day1) 20:00~ SHOW TIME!!
2022年3月31日(木)(Day2) 20:00~ SHOW TIME!!
■配信サイト
OVERDRIVE Official YouTube channeにて配信予定
https://www.youtube.com/c/OVERDRIVEjapan
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day1-
https://youtu.be/sMHNT2m09Tk
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day2-
https://youtu.be/QEcMjyt5-tw
■出演者一覧
2022年3月30日(水)
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day1-
・NANA
・AiRI
・yozuca*
・YURIA
・遠藤正明
・山本美禰子
2022年3月31日(木)(Day2)
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day2-
・Kazuya
・Dr.Flower
・Prico
・AiRI
■ご支援方法
『OVERDRIVE LAST GIG on Web 「Thank you for Playing」』
無料LIVE配信ご支援方法として、3種類のものを用意しております。
① 【オススメ!】milktubM30クラウドファンディングへのご支援
結成30周年を記念して、往年のOVERDRIVE、GROOVERナンバーと同時代にリリースされた名作の主題歌群をカヴァーしたアルバム。15曲入りCD +DVD20曲の豪華ボックス 制作のクラウドファンディングを開始します。
今回のプロジェクトでは、「15曲入りCD +20曲入りDVD」の「BOX仕様」になります。 なお、DVDとBOX仕様はクラウドファンディング限定の仕様となります。 前述の通り、ランティスからのリリースされる2ndベストアルバムも収納できるようにする為にBOX仕様にする運びになりました。ただお送りする際にCD1枚分スペースが空くので、今回制作する画像を使ったディスククロックを同梱予定です。
milktub結成多分30周年記念アルバム「M30」制作プロジェクト – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp/projects/view/524682
② OVERDRIVEイラスト壁紙集お買い上げによるご支援
・BOOTH にてOVERDRIVE各タイトルの未公開描き下ろし&代表的な版権イラストの 壁紙データ集を販売しております。(価格:1,100円)
・OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」Ticket Sticker
1,500円のご支援で『OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」』のチケット風ステッカーが返礼されます。
白フチがあるものと、フチの無いクリアなものの2種類をご用意!(2枚1セットのためご自身でカットをお願いします)
・OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」Logo Sticker
696円(別途送料+手数料)のご支援で本公演のロゴステッカーが返礼されます。
STUDIO696 – BOOTH
URL:https://studio696.booth.pm/
③ スーパーチャットによる投げ銭
幕間にてDr. Flowerのメンバーからお礼をさせて頂きます。
(量が多い場合は割愛される可能性があります)
スーパーチャット(Super Chat)とは、YouTubeライブでのみ利用できる投げ銭機能です。
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day1-
https://youtu.be/sMHNT2m09Tk
OVERDRIVE LAST GIG on Web「Thank you for Playing」-Day2-
https://youtu.be/QEcMjyt5-tw